商品情報のメンテナンス
出品した商品を放置してませんか?
今回は、主にツールを利用し販売している方への内容ですね。
私もAmazon輸出においては中国を除き全てツールを使用しています。
USに関しては、自社開発も行っている訳ですが(現在一般販売はしておりません)
やはり、ツール無しでは無在庫輸出は難しいと思っています。
メンテナンスってなに?
ツール利用における、商品情報のメンテナンスとは何でしょうか?
分かりやすい所から
・在庫調整
→日本Amazonの在庫が「0」になったらUS或いは出品国の出品を停止する
・価格調整
→仕入れ価格(日本Amazonの金額)や為替レートに応じて出品価格を調整する
この辺りはツールを使っている方は想像がつくと思います。
これで終わりにしてませんか?
現在市販されているツールの殆どには、赤字ストッパーや限界利益設定と言われている
最低出品価格を決める条件設定が出来る様になっています。
あなたがAと言う商品を出品する際に、競合の価格が幾らであれ最低でも○○円の利益が
確保できる出品価格とする。 と言う様な設定の事です。
これにより、赤字販売を回避することが出来ます。
とっても便利で安心な機能ですが、ここに落とし穴があります。
最低価格に達したと言う事を考える
この最低価格として出品された商品の状況を少し考えてみましょう。
自分が設定している条件(仕入れ元、重量やサイズ、そして手数料の値など)が他者に比べて優位な場合を除き
最低価格(これ以上下がると、設定した最低利益を得られない)に達したと言うときには
・競合の方が自分より安い価格で出品している
・競合が多い
と言う状況が良く発生しています。
この前者の状況は、実際ご自身の出品商品で確認するとすぐにわかります。
自分では「限界まで安くした!!」 でも 全体から見ると1ページ目にさえ表示されない価格だった。
これでは殆ど売れる事は無いでしょう。でも良くある話です。
更に、カートも取れていないとなれば売れる可能性は限りなく「0」です。
無在庫販売では出品数を増やすことが売上にも連動すると言う事実もありますが、
明らかに売れる可能性の低い物を出しておくリスクも考えましょう。
ポイントは商品力ではなく、自分の価格競争力です。
どんなリスクなの?
特に、クラウド型・サーバー型と呼ばれるツールでは、単位時間当たりの処理件数の上限が決まっています。
システム全体であったり、1ユーザー単位であったり。
価格の更新頻度は高いほど優位ですが、先ほどの様な売れる可能性の限りなくない物が混じっているとその分
速度は低下します。
一例を出します。
出品数:10万点
更新速度:1万点/時間
売れる可能性のない物:4万点 の状況とすると
全商品(10万点)の更新に掛かる時間は10時間となり、1日に約2回更新されます。
その中には4万点の売れないデータがあります。仮にこの4万点を削除したとします。
すると、1回の更新は6時間で完了し1日に3回の更新速度に改善します。
4万点はそもそも、売れる可能性の限りなく低い商品ですので削除した際の影響は軽微です。
削除する際には、他の指標も合わせて検討する必要があります。
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