欧州返品規定の変更
とても久しぶりに欧州の話題です。
ヨーロッパ返品規定が厳しくなる!
既にSCやメールで通知が飛んでいると思いますが、要約すると以下の様になります。
1.返品なしの全額返金。
2.購入したマーケットプレイス国内の返品先住所を提供。
3.返品リクエストが出されたマーケットプレイスの国内で使える前払いラベルを提供。
つまり、アメリカと同じ規定になると言う事です。
1..返品なしの全額返金
パッと見ると、「え~タダであげちゃうの?」となりますが、注意が必要です。
実際、返品処理をすると分かりますが、返品については
・該当国内倉庫の使用料
・日本への返送費用
・返品商品の処分費用(買った金額で売れれば、ここは無し)
・日本到着時の税金(必ずではないですが課税されることも多々あります)
しかも、海外→日本の送料は総じて日本から出荷した時の倍以上します。
となると、製品の金額によっては返品を受けた方がコスト増になります。
無償でプレゼントになった際のコストは
・仕入れ費用
・日本→お客さんへの出荷費用
だけとなります。
この辺りをよく計算してから判断しましょうね。「損して得取れ」かも。
2.購入したマーケットプレイス国内の返品先住所を提供
要は、出店国ごとに返品用倉庫を契約しておきなさいと言う事ですね。
これも数社ありますので、調べてみないといけませんがコストはかかります。
3.返品リクエストが出されたマーケットプレイスの国内で使える前払いラベルを提供。
これは、正直言ってコスト的にもオペレーション的にも大変です。
そもそも、お客さんが受け取った状態で送り返すとも限らないので、大きさや重さが分かりません。
また、日本に入る際に税金が課されることもあります。
って、ことは??
Amazonとしては、とにかくFBAを使わせたい。と言う意図が見え見えです。
また、返品については顧客満足度が低いと言う事もあるため返品無しの全額返金が
選択肢の1番に来ているのでしょうね。
しかも適用が来月15日からなので、ホリデーシーズンから適用。
例年、ホリデーの後半~終了後は返品が大量発生しますので大打撃です!!